皆さんは、家づくりに断熱が大切な理由をご存知ですか。
今回は家づくりで断熱と気密が必要な理由をご紹介します。
断熱材の役割とは?
「断熱材」とは、その名の通り「熱を遮断する建材」です。
もちろん、完全に熱の流動を遮断することはできませんが、住宅外部からの「暑さ・熱さ」の室内流入を防ぐとともに、室内の「暖かさ」を屋外へ逃さない役割を担っています。
断熱性能の良し悪しは、断熱材の性能も関係しますが、それ以上に施工の良し悪しが影響します。
どんなに断切性能の高い断熱材でも、隙間があったらそこから熱は逃げてしまいます。
断熱材の性能を上げて、厚みを増した設計をすると設計上の断熱性能はどんどん上がります。
しかし、施工が悪ければその性能を十分に発揮することができません。
設計通りの性能が出せるよう監理してくれる工務店を選ぶことが一番のポイントかもしれません。
そして断熱性能と一体なのが気密性能です。
気密層もしっかりと施工して漏気させないことが大切です。
断熱性能が優れた家は魔法瓶に例えられます。
しかし、保温性の高い魔法瓶でもふたを開けておくと、熱々のお湯もすぐに冷めてしまいます。
きっちりふたをして保温性能を発揮させることがとても大事なポイントとなります。
今年の4月から住宅の断熱性能の説明義務化が始まりましたが、設計では高性能であるにもかかわらず、住んでみると「あれ?」なんてことが起こるのは、上記にもあったように断熱材の施工不良や気密不良の場合が高いのです。
断熱材の施工は、新築当時であればしっかりと管理することで簡単・確実に施工できますが、後から気づいて直そうとしても完璧にはなおりません。
家づくりをはじめる際に、ZEH住宅や高気密高断熱住宅を日頃から手掛けているところに依頼することが近道かもしれません。
家の断熱性能を高めることは、各部屋を暖房で暖めるのと違い、家全体が暖かくなって部屋間の温度差も少なくなります。
これにより、健康リスクの高いヒートショックも緩和されます。
家の断熱性は健康に大きな影響を与えるだけでなく、省エネを考える上でも大きな役割を果たしています。
家の様々な各所から出入りする熱の流出入を抑え、冷暖房効率を良くするためにも、家の断熱性や気密性を高めることが重要です。
当社は断熱性能が優れた住宅を提供しています
当社の住宅では、可能な限りエネルギーの効率を高めるために、高性能な断熱材を採用しています。
例えば、窓やドアの断熱や床の断熱、天井の断熱などを行っております。
さらに、床下の基礎の部分にも断熱材を使用しますので、床下からの温度が伝わりにくくなり、床の冷たさが和らいだり、気密性を確保しやすかったりします。
もともと基礎断熱は、北海道などで水道の凍結を防ぐことを目的に普及しました。
当社では、床下空間も室内空間の一つと考え、基礎内部を断熱材で覆います。
これによって、床下の温度と同じになるので、基礎断熱には大きなメリットがあります。
まとめ
今回は、断熱と気密が大切な理由を紹介しました。
断熱性や気密性は思ったよりも快適性だけでなく、健康や省エネに影響するようですね。
当社は断熱性を高めて、電気を生み出すことで、エネルギー収支がゼロになるZEH住宅を提供していますので、お気軽にご相談ください。