こんにちは。ひら木の広報担当の久米です。
最近ニュースでも取り上げられることのある「ウッドショック」。
昨年後半から木材が手に入りにくくなり価格が上昇し、木造住宅の価格上昇や建設遅れが懸念されています。
今年に入って、ヨーロッパからの木材が1.25倍、カナダからのものが1.6倍と推移していて、国産材も急激に高騰しているといわれています。
この木材価格高騰の背景にあるのが、「新型コロナ」だといわれているのです。
ワクチン接種で新型コロナを克服し、景気回復が進むアメリカと中国で住宅の着工ラッシュが起きているそうです。木材も、輸送に使うコンテナも、アメリカと中国に集中しているため、日本では供給不足に陥っています。
私たちひら木も影響を受けてはいますが、木材の状況を見極めつつ、お客様に「最適なタイミング」で住まいを提供するためにはどうしたらよいかを日々検討しています。
森と林のちがいをご存知ですか?
農林水産省の定義では、自然にできた樹木の密集地を「森」、人工的につくられた樹木の密集地を「林」としています。
しかし、人の手によってつくられた公園を「市民の森」と呼んだり、人の手で植樹されたところを「人工林」というように、農林水産省による「森」と「林」の定義と、一般での「森」と「林」の使い分けが一致するわけでもないようです。
面積や樹木の本数の基準などはないそうですが、森は大規模な物、林は小規模なものという区別もされます。
また、森は「こんもり生い茂っていて、人が手をつけるには面倒なところ」であるため、生活に直結しない範囲にあるもの。一方、林は「生やしたままで、人が手をつけていないところ」であるため、生活に直結した範囲にあるものという区別もされます。
「森」の語源は「盛り」だといわれており、同じ種類の木々が立ち並んだところではなく、多種多様な木があり、深く生い茂るようなところです。
「林」の語源は「生やす」の名詞化「生やし」で、木を生やしてあるところの意味から、木々が群がっていることをあらわしています。同じ種類の木々が多数立ち並んでいて、木と木の間隔が狭くないところと言い換えることができます。
住まいをつくる上では欠かせない木材。その木材は、森や林で長い時間をかけて育てられた木が利用されます。
「ウッドショック」で木材が不足しているいまこそ、改めて森や林、そしてその木々に思いを寄せてみたいと思います。
海老名市の工務店ひら木では、無計画な森林伐採された材木を使うのではなく、適切に管理された森林資源である材木を使い、SDGsゴール12「持続可能な生産・消費形態の確保」を実現していこうと考えています。取組みのひとつとして「地域型住宅グリーン化事業」というのがあります。詳しくは、お気軽にお問い合わせください。