「マイホームでは窓が大事と聞いたけれど、後悔しないようにするためにはどうすれば良いのだろう」
このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
今回は、マイホームの窓で後悔しないための対策をご紹介します。
マイホームの窓が持つ役割とは?
窓は光や風、眺望を取り入れるために住まいに必要なものです。
しかし、熱や音を伝えやすく、衝撃に弱いので防犯上でも住まいの弱点にもなります。
家にとって窓が持つ役割は大きく10個あります。
1)断熱
これは、室外の暑さや寒さから部屋を守る役割があります。
お住まいの地域の気候にあった断熱窓を選ぶことで、1年中快適に過ごすことができます。
2)採光
方角や季節ごとの日の当たり方を計算しながら窓の位置や大きさを決めることで、太陽光を窓から採り入れられ、室内は明るく過ごしやすくなります。
窓から太陽光を採り入れることで、照明はエネルギー消費を抑えつつ効率よく使うことができます。
3)熱取得
窓から日差しの暖かさを取り入れると、心地良さを得られます。
冬季は太陽光を採り入れることで暖房効率を上げることができ、無駄なエネルギー消費を抑えることにつながります。
4)通風
自然の風を取り入れることで、室内の温度や湿度の調節、ホコリや揮発性有害物質の排出などができます。
窓の種類・位置を工夫することで風の入口と出口を作ることがポイントです。
5)眺望
絵画のように外の景色を眺めたり、開放感を得たり、時間の流れや自然を感じたり。 窓の形や大きさによっても、見える景色が変わります。
6)コミュニケーション
窓は住まいの内と外をつなぎます。
窓越しに住まいの内と外にいる人がコミュニケーションをとることもできます。
7)暴風雨から家を守る
水密性や気密性の高い窓は、雨や強風などの自然現象から人や家を守ります。
8)防犯
建物侵入のおよそ6割が、窓からといわれています。
窓のサイズやガラスの種類は防犯を考慮して選ぶことで、採光や通風の機能を残しながら泥棒の侵入を防ぐことができます。
9)防音
遮音性能の高い窓を使用することで外からの騒音を軽減したり、室内の音を外に漏れにくくすることができます。
雨戸やシャッターを使用したり、二重窓にすることでさらに遮音効果は高くなります。
10)デザイン
住宅の外観の中でも、窓は目に留まりやすい箇所です。
住まいに表情を与え、印象に残る外観にするためには窓が大切です。
窓によくある後悔と対策とは?
【後悔その1】窓を多くしすぎて断熱性能が落ちてしまった
断熱は、窓の役割の1つ。
住宅に出入りする熱の約60パーセントが窓からというデータがあります。
対策としては、「窓を極端な数で設置しない」「断熱性能の高い窓を選ぶこと」が大切です。
窓は極端に多くしたり少なくしたりしないことが快適な住まいづくりには重要です。
窓などの開口部が建物の外部に面した全面積の20~30%に抑えるようにしましょう。
窓の断熱性能は、サッシとガラスで決まります。
サッシは熱伝導率の低い樹脂やハイブリッド(アルミ+樹脂)などを選ぶとよいでしょう。
ガラスは複層ガラスやトリプルガラスなど断熱効果の高いガラスを選ぶことで、住宅自体の断熱性能も一気に向上します。
【後悔その2】引き違い窓を増やしすぎて気密性が落ちてしまった
引き違い窓は、その構造上密閉性が低く、熱が移動しやすいと言われています。
対策としては、「引き違い窓を設置する場所を絞ること」です。
【後悔その3】大きな窓を設置したせいで直射日光が入りすぎて暑い
窓の目的の1つである採光ですが、軒や庇を設けずに大きな窓を設けてしまうと室温が上がりすぎるかもしれません。
対策としては、「西側にできる限り窓を設けないこと」「窓の方角によっては断熱ガラスや熱線反射ガラスを使用すること」「軒や庇を設置すること」が大切です。
ひら木では、家全体を快適な温度に保つだけでなく、高い防音効果も発揮する高性能な窓を選ぶことが家計と健康に優しい家づくりにつながると考えます。
高断熱サッシの「サーモスⅡ-H複合樹脂サッシ」、または「FG-H」を標準仕様で設置いたします。
まとめ
今回は、マイホームの窓で後悔しないための対策をご紹介しました。
窓の役割を知っていると、窓を選ぶ際に指針のひとつとなりそうです。
ひら木では、高性能の窓を標準仕様としておりますので、お気軽にご相談ください。