注文住宅にビルトインガレージを作りたい方へ!失敗しないためのポイントとは?

「注文住宅でビルトインガレージを検討しているけれど、失敗だけは避けたい」
いざ調べてみたら失敗談を目にしてしまい、ビルトインガレージで失敗しないためにはどうしたらいいのかお悩みを持つ方も。
そこで今回は、ビルトインガレージで失敗しないためのポイントをご紹介します。

注文住宅のビルトインガレージで失敗しやすいポイントとは?

ビルトインガレージとは、家の中に車庫があるようなつくりのことをいい、1階部分をガレージ、1階の一部と2階以上を居住空間にするのが一般的です。
注文住宅のビルトインガレージで失敗したといわれることが多いのは、主に「騒音」「コスト」「固定資産税」の3つです。

① エンジンやシャッターなどの騒音が気になる

ビルトインガレージのある家では、エンジンやシャッターの開閉音が想像以上にうるさく感じられるということを耳にします。
ビルトインガレージ内でのエンジン音は住宅内にかなり響きやすく、特にご高齢者や小さいお子さんがいるご家庭では、時間帯によって睡眠の妨げになってしまう可能性があるので、寝室から距離を離すなどの間取りの工夫や防音遮音対策を施すといった注意が必要です。

② 建設コストが予想以上に高い

ビルトインガレージは、建物と接しているため居室への排ガスの対策や、車両の入口の開口が大きいため、壁の強度を高めたり、シャッターの設置などで建設費用が高くなってしまうため、想定していたより費用が上がっていくこともしばしばで、結果的に予算オーバーしてしまう場合があります。
家族のライフスタイルに欠かせないものであるならば、多少建設コストが高くなったとしてもビルトインガレージにすることに納得できると思います。
また状況によっては、ビルトインガレージの家を建てるよりも近隣に駐車場を借りた方が総合的に安い場合があるため、総合的にコストを比較する必要があります。
ビルトインガレージが無い場合の価格差から判断されることをお勧めします。
近隣の駐車場の賃借料とローンで支払う額を比較すると判断の基準になるかもしれません。

③建物の延床面積に占める割合が5分の1を超えると固定資産税が高くなる

日常的に車を停めるためのスペースとしてだけでなく、趣味などを楽しむ空間として活用するために少し大きめに面積をとっておきたいと考える方も多くいらっしゃいます。
実は、ビルトインガレージを含む車庫の面積が広ければ広いほど固定資産税は高額になります。
建物全体の延べ床面積のうちビルトインガレージの床面積が5分の1までの広さなら、車庫の部分は家の容積率から除外される決まりがあります。
そのため「少しでも固定資産税を安くしたい」とお考えの方はビルトインガレージの大きさを見直しましょう。

ビルトインガレージで失敗しないための対策とは?

ビルトインガレージのある家は、車庫と居住空間が同じ建物の中にあるという特徴的なつくりなので、「失敗した」と後悔しないための対策を予め知っておくことが重要です。

固定資産税を抑えられるような設計

固定資産税を抑えるためには、車庫部分の面積を建物の総面積の5分の1以内に抑えましょう。
建物の延床面積のうちビルトインガレージの床面積が5分の1までの広さなら、車庫部分は延床面積に換算されないため、固定資産税が抑えられます。
実用的な駐車スペースに加えてゆとりの空間を広く取ってしまったがために、高い固定資産税を払っていたという事態を避けるためにも建物の延床面積に占めるビルトインガレージの割合には注意を払いましょう。

騒音を感じない・感じさせない工夫

ビルトインガレージで出るエンジンやシャッターの音が、家の中に響いてしまうことがあります。
家族構成やライフスタイルによっては、その音が影響して快適な生活が送れないということになりかねません。
ビルトインガレージを検討する際は、家族が過ごす時間が長いリビングや寝室など居住空間の間取りにも工夫が必要です。

また、騒音対策としてビルトインガレージに設置するシャッターの選び方も大切です。
シャッターの開閉音は、自宅内だけでなく近隣にも影響します。
騒音対策のためのシャッターなのに開閉音が不快になる場合があるので、性能と予算をよく検討してシャッターを選びましょう。

費用を抑えるための工夫

ビルトインガレージは、一般的なカーポートよりも値段が高くなる傾向があります。
耐震工事や換気扇の設置などの工事は削れませんが、オプションについては本当に必要かを考えることが大切です。
信頼できるビルダーと相談しながら、予算内に収まるように計画していきましょう。

まとめ

今回は、ビルトインガレージで失敗しないためのポイントをご紹介しました。
ビルトインガレージを広くしたことによる高額な固定資産税や騒音、建設コストで後悔する人が多いようですね。
注文住宅でビルトインガレージをご検討されている方は、ひら木で一緒に対策を施して後悔しない家づくりをしていきましょう。

ZEHビルダー

建築のひら木はZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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