「新築に取り付けるコンセントの数はどのくらいが良いのだろうか」
「コンセントの位置を決めるステップがわからない」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
そこで今回は、新築に取り付けるコンセントの数や位置について紹介いたします。
よくあるコンセントの失敗例は?
新築でのコンセントに関する失敗例としては、数や位置によるものが多く挙がります。
まず多いのがコンセントの数による失敗例です。
単純に数が足りておらず、たこ足配線になってしまうケースが多く見受けられます。
たこ足配線は漏電や火災などの思わぬ事故に繋がる危険があるため、コンセントの数は少し多いくらいが良いと覚えておきましょう。
次にコンセントの位置の失敗として多いのは、家具の後ろに隠れてしまったというものです。
家具のレイアウトを決めずにコンセントの位置を決めた結果、抜き差しができず、延長コードを利用しなければならなくなる方が多くいらっしゃいます。
それを防ぐために、プランを考える際には家具とコンセントは常に切り離さずに位置関係を考えるようにしましょう。
コンセントの高さと数の目安は?
コンセントの高さは用途によって異なりますが、一般的に床から30cmくらいの高さにすることが多いです。
エアコン用や洗濯機用のコンセントを設置する際は、それらの寸法を踏まえて使用する際に支障が出ないよう高さを決めるとよいです。
また、コンセントを使う際になるべく使い勝手の良い配置にすることも意識してみましょう。
実際に、ご高齢で腰を曲げるのがつらいので、コンセントの高さを40cmとかなり高めに設置した例もありました。
コンセントの数は、部屋の大きさによって異なります。
居室が6畳未満であれば3個、居室が6~8畳であれば4個、居室が8~10畳であれば5個が目安です。
部屋に複数のコンセントを取り付ける際は、部屋の対角線上に分けることで延長コードを使わなくて済みます。
コンセントの位置を決めるステップは、以下の3つのステップを踏みましょう。
ステップ1. 家具・家電の配置
新築のコンセントを取り付ける際は、まず間取りに合わせて家具や家電の配置を考えます。
そうすることで、コンセントが不足している箇所やコンセントが隠れてしまう箇所を認識できます。
ステップ2. 掃除機をかけるイメージ
家具・家電の配置がイメージできたら、次に掃除機がかけられるかどうかを頭の中で想像してください。
コード付き掃除機のコードの長さの目安は4~5メートルなので、どこにコンセントがあれば部屋中をくまなく掃除機がけできるかをシミュレーションしましょう。
ただし、コードレス掃除機の利用を考えている方の場合は、どこで充電するのかのみを考えておけば問題ありません。
またロボット掃除機を利用する場合は、充電用ホームベース用の設置場所にあわせてコンセントの位置を検討しましょう。
ステップ3. 季節物家電の利用をイメージ
扇風機や加湿器、電気カーペットは一定の時期しか利用しないため、間取りを考える際につい忘れがちです。
それらを利用する際に、コンセントの不便がないかを今一度確認しましょう。
住み始めてから後悔することがないように、さまざまなシチュエーションをイメージしておくことが重要です。
まとめ
今回は、コンセントでよくある失敗やコンセントの数や位置の目安、設置場所を決めるステップについてご紹介しました。
家づくりの際は、住み始めてから後悔しないように今後の生活をイメージしてコンセントのプランを決定していきましょう。
新築注文住宅をお考えの方は、お気軽にひら木へご相談いただけると幸いです。