家を建てたいと思ったらまず土地探しから始める必要があります。
人気のエリアの土地は売れるのが早かったり、高額であったりするのが一般的です。
気に入った土地だからといって高額購入すると、予算を大幅にオーバーしたり家を妥協しなくてはならなくなったりします。
そうならないためにも、土地の購入に際して土地に求める優先順位を決めておくことをおすすめします。
今回は、土地選びの際の注意点と土地選びにおける自分たちなりの優先順位の重要性について説明します。
土地選びの際の注意点とは?
土地の形状や地盤
まずは、希望する建築物を建てられる土地であるか、土地の形状や地盤を確認する必要があります。
土地の形状は、整形地と非整形地に分けられます。
整形地とは、長方形または正方形などの形が整っている土地のことです。
建物を建てやすく、敷地全体を有効に活用することができます。
非整形地は、旗竿地やL字型・三角形、傾斜がある土地など、形が整っていないものを指します。
整形地と比べ、土地の価格が比較的安い場合が多いですが、建築物を建てることができるよう整形するのに別途費用がかかったり、希望するような家を建てられない場合もあるため注意が必要です。
また、地震が多い日本では命と暮らしを守るためにも地盤の固さに注意して土地選びをすることが必要不可欠です。
軟弱地盤であれば、自然災害が発生した際、地盤沈下や土砂崩れ、液状化現象などが起こる可能性があるでしょう。
そのため、地盤改良が必要となり、高額な費用がかかる場合もあります。
ご自身で地盤について確認したい場合は、国土地理院「土地条件図」や国土交通省の「重ねるハザードマップ」を参考にするとよいでしょう。
実際に家を建てる際には、地盤調査を行いましょう。
調査結果に基づいて地盤を補強することで、地盤が弱い地域でも安全性を確保することができます。
このように土地を選ぶ際は、土地の形状や地盤の固さに注意することが大変重要です。
家づくりの依頼先の建築会社や不動産会社など専門的な知識を持つ人に相談することも大切なポイントです。
隣地との境界線
土地を購入する際は、隣地との境界を把握しておくことが大切です。
境界標が確認できない場合は、隣人とトラブルになる可能性もあり、境界確定を行うことが望ましいです。
土地の日当たりや雨天時の水の流れ
季節や時間帯の日当たりを確認したり、雨水が敷地内に流れていないかなどを確認します。
周辺環境や治安の状況
周辺の店舗や人通りなど、周辺環境を調べることが大切です。
また、犯罪情報マップや交通事故発生マップで治安の状況を把握しておくと、最終判断の際に役立ちます。
子供がいるご家庭では、子供が通いやすい学区なのかだけでなく、子供が安心して通学できる環境なのかも併せて確認するようにしましょう。
土地選びにおける自分たちなりの優先順位の重要性
100パーセント理想と一致する土地に出会える可能性は極めて低いです。
なにかしら妥協する必要があるため、土地を求める条件に優先順位をつけることが重要です。
この優先順位は、家族構成やライフスタイルによっても異なるため、ご家族で話し合って自分たちなりの優先順位を決めておきましょう。
土地探しは、自分の足で探す方法、インターネットで情報収集する方法、不動産会社などに相談する方法があります。
不動産会社しか知らない土地情報も存在しますので、なるべく不動産会社に相談することをおすすめします。
今までもそのエリアに長く住んでおり、周辺の環境や土地勘に詳しい方であれば、自分の足やインターネットで探すのも良いでしょう。
先ほどご紹介した日当たり、形状、周辺環境、アクセス、治安、地盤などの土地の特徴と、価格を比較して、納得のいく土地選びをしてください。
まとめ
今回は、土地選びの際の注意点と土地選びにおける自分たちなりの優先順位の重要性について説明しました。
土地を購入する際は、土地の形状や地盤、隣地との境界線、周辺環境などを確認しておきましょう。
土地選びの際は、ご家族で何を優先するか、一方で「これだけは我慢できない」ということをよく話し合っておくと、候補の土地が見つかった時にすぐに判断することができます。
ひら木では、ご家族のライフスタイルや家族構成をもとに、土地探しからサポート致します。
「希望のエリアがまだ決まっていない」「土地探しに困っている」という方でも、パートナーとして最適な土地選びをアドバイスさせていただきます。
土地探しの疑問や悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にひら木までお問い合わせください。