新しい住まいづくりを進めていく際に、自分で土地を所有していない場合に最初に取りかかるのが土地探し。
土地の持つ性質や制約によって、建物の面積や形、高さが決まってしまう場合が少なくないので、土地選びは慎重にしたいところです。
自分たちの理想の暮らしを実現するために土地を探してみても、実際には自分たちの希望に合った土地が見つからないという声を耳にします。
そこで今回は、自分たちが希望する土地が見つからない理由と土地探し・土地選びの優先順位をつける際のポイントを紹介します。
自分たちの希望する土地が見つからないのはなぜ?
「土地探しをはじめたけれど、よい土地がみつからない」と悩んでいる人に共通していることとして、「完璧」を求めていることが挙げられます。
一般的に土地探しは、不動産会社や家づくりのパートナーとなる建築会社などに、自分たちの希望する条件を伝えることからはじまります。
その条件に合わせて購入可能な土地が提案されますが、よく検討した上で断ったり、タイミングをずらして再提案してもらうのはよくあることです。
自分たちの希望する条件を完全に満たした土地が見つかればそれに越したことはありませんが、むしろ見つからない場合が多いのが現状です。
理想に「完璧」であることにこだわりすぎると、提案される土地のマイナス面ばかり目につくようになり検討せずに新たな土地を探すことを繰り返すようになります。
どこにどのような土地が売り出されるか事前にわかるというケースは非常にまれである上に、タイミング次第ではすでに成約済みで手に入れられないということもよく見受けられます。
自分たちで情報収集をしている場合も、気になる物件や希望に近い条件があれば早いうちに不動産会社などに問合せをしていくことが重要です。
自分たちの希望する土地に限りなく近い土地と巡り合うためには、「完璧」にこだわりすぎることなく、希望する条件にあらかじめ優先順位をつけておきましょう。
土地探し・土地選びの優先順位をつける際のポイントとは
自分たちの中で優先順位がつけやすいのが土地の周辺環境ですが、その主な要素は①交通の利便性②生活の利便性③地域の将来性④子育て・教育環境⑤住環境⑥行政サービス・生活インフラです。
日常生活を送る上で、買い物や飲食、金融・医療・福祉の面で困ることがないか、譲れない条件はないか確認しましょう。
また、お子様がいるご家庭では子育て・教育環境も重要な要素です。
子育てする上で、保育、遊び場、学校や通学路、塾などが充実しているか、自分たちの暮らし方に適しているか調べましょう。
将来的に道路や鉄道開発などの計画や大型施設の誘致をはじめとする都市計画の有無を調べておくことも重要です。
土地選びの際は、その土地が気に入るか、自分たちの暮らしがイメージできるかといった第一印象が大切です。
最終的に購入するかどうか検討する段階に至ったら、その土地の周辺地域を歩き、どんな環境なのかを実際に見て確かめたり、通勤・通学経路を同じ生活時間帯で実体験したり、行政サービス内容を確かめる作業が不可欠です。
曜日や時間帯を変えたり、機会があれば雨天時にも現地を訪れるなど、複数回にわたってチェックできれば安心です。
実際に生活する場面をイメージし、絶対に譲れない条件と多少は妥協しても問題ない条件を明確にして、優先順位にしたがって提案される土地を検討してみるとよいでしょう。
まとめ
今回は、自分たちが希望する土地が見つからない理由と土地探し・土地選びの優先順位をつける際のポイントを紹介しました。
ひら木では、土地探しからはじめる方にとっても、快適なマイホームを実現するためにお客様とスタッフが「家づくり」を共同作業で進めています。
皆さまのマイホームに対する理想や思いをぜひお聞かせください。