「お米を運びたいけど玄関から保管場所までが遠い…」「買い物に行った時の荷物の運び込みがしんどい」「キッチンから外に行けたらゴミ出しの時、便利なのに…」と思ったことはありませんか?
そんな不満を解消するような「外とキッチンの行き来」がスムーズにできるキッチン動線について紹介いたします。
家事効率をアップするキッチン動線とは
買ってきたものの運び込みや収納、ごみなどの運び出しなど、実は外とキッチンの行き来は想像以上に頻繁にされており、家事には欠かせないものなんです。
家事の効率化を図るためには、玄関からキッチンへの動線を短くすることがポイント。
また、外とキッチンを直接つなぐ専用の裏動線を設けることで移動距離を短くするという方法もあります。
加えて、その動線上に収納(パントリー)があるとキッチンでの作業に必要となるものを近くにまとめることができ、家事の効率も上がっていきます。
玄関からリビングなどのキッチン以外の部屋に向かう表動線とは別に、玄関とキッチンを裏動線で結ぶパターンはよく見られます。
最短動線としてキッチンと玄関を隣接させてもいいのですが、間にパントリーを配置することによってお米や水など、重たくて運びにくい食材は玄関を入ってすぐに収納ができ、家事の負担を軽減することができます。
また、外とキッチンを直接つなぐ動線として、勝手口(玄関とは別に設けられた入口のこと)を付けるのもアイデアのひとつです。
駐車場からキッチンに直接出入りできるようにすれば、車で買い物した重たい荷物や大きな荷物を直接家の中に運びこむことができます。
最短動線が確保できない場合にも有効です。
キッチンの周辺に洗面脱衣室や家事室などを配置して回遊動線で結ぶことで、洗濯や掃除などほかの家事動線もキッチン周辺にに集約することができ、移動の自由度が高くなることに加えて、家事効率の向上をはかることができます。
キッチン動線のメリットと注意点とは
玄関とキッチンの同線を短くすることやキッチン側に勝手口をつけるということには数多くのメリットがあります。
ゴミ出しが簡単で楽
水分の多い生ゴミが出るキッチンのそばに玄関や勝手口があれば、すぐにゴミ出しをすることができます。
家の中をゴミを持って歩く手間もありません し、袋から漏れた水分で床を汚してしまうこともありません。
通風と採光が可能
換気扇を回していても食べ物の匂いや料理の匂いがこもりがちなキッチン。
玄関を近くにすることや勝手口を設けておくことで簡単に空気の入れ替えが可能とな ります。
またドアから光が多く差し込むためキッチン全体が明るくなります。
重い荷物を運ぶ手間を軽減
キッチンではお米や水など比較的重いものを使うことが多いもの。
買い物から 帰って居室を通ってキッチンに重い荷物を運ぶ手間がなく、すぐにキッチンに荷物を持ち込むことができます。
様々なメリットがありますが、その反面注意しなければならない点もあります。
冬場は寒くなりやすい
メリットとしてあった通風が、冬には寒い外気がキッチンの中に入ってしまうデメリットを生みます。
そのため場合 によっては暖房費がかかってしまうことも あるので要注意。
防犯面には注意が必要
緊急時の避難に使える反面、外部からの侵入経路ともなってしまう勝手口。
ドア には鍵をかけられるようにし、またセンサー照明や防犯カメラなどを設置するなどの配慮が必要です。
来客時の視線
家の中の絶対に見せたくないプライベートな部分ってありますよね。特にキッチン内部はきれいに片付けておきたいものですが、生活感が出てしまい来客時に視線を気にしてストレスを感じてしまうことも少なからずあります。
まとめ
玄関とキッチンの動線を短くしたり、キッチン動線上のパントリーや勝手口を配置することで、家族の誰もが作業しやすいような効率的な家事動線が生み出され、生活のしにくさを軽減することができます。
住み心地の良いマイホームは、家族ごとの人数、暮らし方、価値観によって異なります。
ご家族のライフスタイルに最適なプランを立ててもらうようにしましょう。
ひら木では、快適な暮らしをお届けするためにお客様とスタッフが「家づくり」を共同作業で進めています。
皆さまのマイホームに対する理想や思いをぜひお聞かせください。