新築を建てる時、子供の成長を見守りながら変化する環境にその都度対応しつつ、いつまでも快適な家にしたいと考えますよね。
ですが、家の大きさや間取りは基本的に長い年月変わらないままなのに、その中で暮らす子供たちはどんどん成長し、収納スペースも必要な量が変わっていきます。
子供1人あるいは2人世帯というのが多いようですが、子供が3人いるご家庭では、収納すべき荷物が多くなるのでなおさら住まいの収納量というのは気になるところです。
体格の変化はもちろん、成長に合わせて勉強道具や趣味趣向などが変化していきファッションへの興味、物を収集する楽しみなど、成長の過程で様々な物 に関心を持ち一人ひとり違った個性をもっていきます。
子供の成長にそって家づくりを考えることは、子供の将来を見据えた計画を練 ることが大切になっていきますので、いくつかポイントをおさえていきましょう。
プライベート空間として個室が必要なのはほんの数年
乳児~幼児、学童期初期のお子さんは、個室を用意するより家族の目が届きやすいリビングなどで一緒に過ごすことが多いご家庭が多いようです。
予め子供部屋を設けることが多いものの、その部屋でこの年代の子供だけで過ごすということは利便性や安全性を考慮すると心配が尽きません。
リビングなど目が届くところで遊ばせたり、時には宿題や読書などをすると、そのスペースにはお子さんの物を置く場所が必要になります。
そこで、お子さん一人につきひとつ少し大きめのボックスなどを用意し、全部は無理でも一部のおもちゃなどをそこに入れてリビングの決まった場所に置いておくことがおすすめです。
お子さん自身が自分のボックスを管理するようにし、子供が何人いてもボックスは一人一つだけというルール作りもポイントです。
学童期(6~12歳)や青年期(13歳~)を迎えると、そのタイミングに個人差はあるもののプライベートな空間を希望するお子さんがほとんどです。
共有スペースから個室での時間が増えたら、共有スペースに置いていたお子さんの物も、それぞれの個室へと移動したり、使わなくなったものは手放す・片付けることで空間を有効活用することができます。
アレンジ可能な自由度の高い収納
理想的な収納は、子供の成長や好みに合わせてアレンジが可能な自由度があることです。
小学生と高校生では持っている物や持っている物の数や部屋での過ごし方が全く変わってきます。
一つの大きい子供部屋を数人で使っていても、それぞれの年齢に合わせた収納をすることが可能です。
一人ひとりの収納する物に合わせて収納スペースを調節できたり、家具のレイアウトを自由 に変えたりできると、部屋を効率よく片付けることができ、快適な空間をつくることができます。
可変性のある家具をつかう
家具も同様です。
幼少期には小さな洋服やおもちゃ程度だった物が、成長に合わせて洋服のサイ ズも数量も大きくなり増えていき、持ち物もおもちゃから書籍や趣味の道具などに変化していきます。
子供の持ち物が限られた空間に無駄なく効率よく収納できるようにするためには、棚板の数や位置を自由に変えることができる家具を用意しておきましょう。
また、最初から可変性のある家具をそろえておけば、子供が成長した時も買い替えやリフォーム費用などがかからず、コスト削減にもつながります。
子供の成長に合わせて間取りを変えられること
ある程度の年齢から、集中して勉強することができる空間やプライバシーの確保が必要になる時期が訪れます。
小さい時期に一緒に使っていた大きな部屋を将来的に間仕切り壁で分割し、個室ができるようにするといいでしょう。
その場合に考えておかなければならないのは「コンセントやドア、窓、照明、それぞれに物をしまうことが可能な収納」などが挙げられます。
分割した子供部屋が一つの部屋として完結できることを確認しておきましょう。
まとめ
理想に近くコストも手間もできるだけかからないよう、成長に合わせた収納のポイントは「作り込まない」ことです。
子供達がどんな年齢でも、どんな生活スタイルでも問題なく使える融通の効く家にしておくのがとても良く賢いやりかた。
また子供部屋だけでなく、家全体を「作りこまない」工夫を施して、将来を見据えた計画しておくと、結果として長持ちする家にすることができますので非参考にしてみてください。
ひら木では、快適なマイホームを実現するために、お客様のご希望に合わせて様々なご提案をいたします。
皆さまのマイホームに対する理想や思いをぜひご相談ください。