住まいのデッドスペースを作らないためには?間取りを考える時に知っておきたいこと

間取りを考える時、空間を有効に使い、デッドスペースはできるだけなくしたいと誰もが思うはずです。
ところが実際に住んでみると、「こんなところにデッドスペースが……!」と気づくことが少なくありません。
今回はデッドスペースを作らないために知っておきたいこと、そして、どうしても生まれてしまうデッドスペースの活用方法をご紹介します。

デッドスペースとは

デッドスペースとは設計やプラン上、どうしてもできてしまう利用しにくい空間のこと。
例えば、クローゼットや扉などの開閉に干渉してしまうような、スペースがあっても物が置けない場所や、幅や奥行きが合わず有効に使いきれていない場所のことをいいます。
デッドスペースができてしまう要因の一つとして、設計やプランに自分たちの要望を最優先してしまうことが挙げられます。
自分たちの要望を実現するためには、設計士などの専門家の持っている知識や経験が大いに役立ちます。
設計や間取りを考える際には、デッドスペースが生じないように、自分たちの要望に加えて家具や家電の幅・奥行や高さなど具体的な数値をしっかりと伝えることが重要です。

デッドスペースが生まれやすいのはここ!間取りを工夫して有効活用を。

階段下

デッドスペースの代表格といわれるのが階段下ですが、高さや奥行きができやすく、最も活用しやすい空間でもあります。
収納棚や本棚を置き、おしゃれな“見せる収納”にするのもおすすめ。もちろん扉の付いた棚でも◎。
幅や奥行きがあれば机などを置いて、勉強や作業ができる小部屋としても活用できます。

屋根裏

屋根が斜めにデザインされている「勾配天井」のある住宅では、屋根の斜頸部分の空間がデッドスペースとなります。
屋根裏は収納場所にするのが一般的ですが、条件次第では小さな部屋にすることも可能。
ロフトや物置、作業部屋や子どもの遊び場所など、いろいろな用途に使えます。

小上がり

最近、取り入れる人が増えている「小上がり」のスペースは、床下にデッドスペースができます。
この床下に引き出し収納を取り付ければ、大容量の収納スペースに。
収納家具を置く必要がなくなり、無駄のないスッキリした空間に生まれ変わります。

キッチン

毎日使うキッチンでは、キッチン棚の上部や冷蔵庫、食器棚の隙間など、細かい空間にデッドスペースが。
キッチン台の奥行が深い場合やL字やU字キッチンのコーナー部分は、特にデッドスペースが生まれやすいので要注意。
市販のラックや小物入れ、棚などを置いて収納スペースにしたり、カゴや瓶、雑貨などを使い、キッチン用品や調味料を見せて収納するのもおしゃれです。

デッドスペースを作らないために

間取り図に家具を配置してみる

デッドスペースの有無をチェックするためには、間取り図に必要な家具を描き入れておくことが大切。
ソファや収納棚、テーブルなど、寸法がわかればできるだけ正確に反映しましょう。

「生活動線」「家事動線」をプラスしてみる

家具を描き入れた間取り図に、さらに動線を描き込んでいくと、よりデッドスペースがわかりやすくなります。
家具や動線でもない、空白の部分がありませんか?そこがデッドスペースです。

まとめ

デッドスペースをゼロにすることは難しいかも知れませんが、アイデアや工夫次第で、デッドスペースを減らしたり、有効活用することは可能です。
ひら木ではお客様のご要望をしっかりと聞きながら、専門的な知識と経験を生かし、デッドスペースを最小限に抑えた快適な家づくりをご提案いたします。
皆様の「憧れの暮らし」や「こだわりのライフスタイル」をぜひお聞かせください。

ZEHビルダー

建築のひら木はZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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