ZEHは電気代が安くなる?初期費用・ランニングコストをシミュレーション!

環境にも健康にも、そして家計にも優しいZEH(ゼッチ)住宅。
住むだけで節約になるといわれ、国内のエネルギ-問題の改善のため、国が力を上げ取り組んでいる政策でもあります。
しかし、実際はどの程度電気代が節約できるのかが気になるところ。初期費用はランニングコストで回収できるのでしょうか?
今回は、ZEHの初期費用・ランニングコストを具体的に解説します!

ZEHについておさらい

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、住宅で使う一次エネルギー(空調・給湯・照明・換気)の年間消費量がおおむねゼロ以下になる住宅のことです。
「断熱」、「省エネ」、「創エネ」の3つの性能基準を満たすことで、ZEH住宅として認定されます。
2020年時、ハウスメーカーが新築した注文住宅において約56%がZEH仕様でした。
現在急速に拡大しており、「ZEHが普通」の時代がやってくるでしょう。

ZEHのコストについて

ZEHは、家の省エネ性能を高め、主に太陽光発電システムを設置することで、電気代が全くかからない仕様です。
電気を売ることができれば、プラスにもなります。
しかし、初期投資やメンテナンスにある程度負担がある点について注意。
具体的に初期・長期コストをみていきます。

初期費用

ZEH仕様の家にするためには、新築時に200~300万円程度の初期投資が必要になります。
その内訳としては、家の高気密高断熱化、HEMSの導入、太陽光パネルの設置、エコキュートなどの省エネ設備、電気自動車の充電設備など。
また、ZEHは申請することで国から補助金を受け取ることができます。
現在、ZEH基本補助金で55万円、さらに厳しい条件をクリアしたZEH+(ゼッチプラス)仕様で100万円を受給可能です。
さらに、「住宅ローン減税」で借入限度額が2,000万円から4,500万円に拡大されたり、ローン金利が引き下げられたり、さまざまな優遇措置が設けられています。

ランニングコスト

ZEHは理論的に、光熱費がゼロになる住宅のことです。
戸建て住宅で4人家族、光熱費が月平均20,000円として計算すると、10年間に渡るZEHの削減効果は以下のようになります。

月20,000円×12カ月=24万円

年24万円×10年=240万円

初期投資最大300万円から55万円を差し引いた245万円、さらに各種優遇措置を考慮すると、10年足らずで初期費用を回収できることが分かります。
注意点としては、太陽光発電システムやHEMSなど、搭載している設備には定期的にメンテナンスが必要ということです。
おおよそ10年のスパンで、メンテナンス費用を見込む必要があるでしょう。

ZEHはお得なのか?

ZEHは初期にコストがかさみ、費用回収には10年ほどかかる見込みです。
しかし、環境配慮型住宅であることに加え、代えがたい快適さが大きな魅力です。
毎月負担になる光熱費がゼロであることは、子供が成長したり、自身が高齢になったり、ライフステージが変化した場合に、大きな安心材料になるでしょう。

まとめ

今回はZEHのコストについてお伝えしました。
ZEH住宅として補助金を受けるためには、認定を受けた「ZEHビルダー/プランナー」が設計や施工に関与している必要があります。
ひら木は、ZEHプランナーの最高峰6つ星を獲得しています。
ZEH導入を検討される方、一年中快適な住まいをご希望の方は、ぜひお気軽にご相談ください!

ZEHビルダー

建築のひら木はZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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