新しい住まいを計画するとき、資金やデザイン、性能面を優先し、つい後回しになってしまいがちな防犯対策。
しかし実際には、家族の安全な暮らしを左右する非常に大切な検討項目です。
また、最近ではさまざまな住宅侵入の被害が報告され、改めて住まいの防犯への意識が高まっています。
思わぬ事態を未然に防ぐため、この記事を参考に万全の対策を行いましょう!
戸建ては泥棒被害が多い!?
侵入窃盗被害は、戸建て住宅での発生件数が圧倒的に多いのが事実です。
警視庁が発表した「侵入窃盗の発生場所別認知件数(令和4年)」では、マンションなどの共同住宅が約12%だったのに対し、戸建ては約33%でした。
管理されている共同住宅と異なり、戸建ては自分たちが行う対策がすべてです。
これからマイホームを考える方も、すでに戸建にお住まいの方も、防犯対策の意識強化は必須でしょう。
泥棒に狙われやすい家の特徴
さらに、以下のような特徴がある家は泥棒に狙われやすくなります。
・街灯、人通りが少ない
・隠れやすい塀や植栽がある
・家の周りが散らかっている
・脚立や物置、塀など足場代わりのものがある
・家の中が見えやすい
・近所付き合いが希薄
夜間は外灯を照らす、外構はきれいに整えておく、といった日ごろの対策が万が一の場合にも功を奏します。
また、泥棒は自然に見えるよう作業服やスーツで堂々と出入りするケースも多く報告されています。
そんな状況でも不自然を感じ取るご近所の目は大変ありがたいもの。
日々あいさつを交わしたり、自治会に参加したりすることで、ご近所付き合いを大切にしましょう。
防犯の基本!3つの対策
「光と音」で寄せ付けない!
泥棒は周囲の注意を引きやすい状況を出来る限り避けようとします。
隣家や塀との間、家の裏側など死角になる場所にはセンサーライトや防犯カメラの設置が効果的です。
家の外周には、歩くと音がなる防犯砂利を敷くのも良いでしょう。
玄関や窓は必ず対策!
玄関に常時鍵をかけることはもちろん、窓も防犯対策を徹底しましょう。
2階リビングの場合は、在宅でも1階に侵入される可能性が。人のいない部屋の窓は施錠をすることが大切です。
また、防犯ガラスの採用や、補助錠を効果的に使用することでも対策を強化できます。
さらに、侵入に時間がかかる開口部は避けられる傾向があるため、シャッターや格子は効果的な窓の防犯につながります。
留守を悟らせない!
夜になっても取り込まれない洗濯物、たまった郵便物、これらは留守を示す「合図」になってしまいます。
一見して留守が分からないように、防犯意識を持ち対策することが重要です。
また、玄関や勝手口の鍵を扉付近に隠して共有するご家庭は要注意!
一度でも悟られてしまえば、気が付かないうちに出入りされる危険性が高まります。
まとめ
マイホームの防犯対策を効果的に考える方法は、ずばり「泥棒目線で見る」ことです。
侵入の際に目立ちにくく時間がかからない家、そんな家になっていないか、いま一度見直してみましょう。
ホームセキュリティーを契約するのは非常に効果的ですが、日ごろの対策も並行して行うよう心掛けが必要です。
ひら木では、防犯性についても満足度の高いマイホームづくりを実施しています。
皆さまのマイホームに対する理想や思いをぜひご相談ください。