【オール電化】今こそ確認!メリット・デメリット

大手電力会社が総じて電力の値上げを決行する中で、「電気代が過去最高!」などの声が多く聞かれるようになりました。
2000年代から始まり広く普及したオール電化ですが、あらためてメリット・デメリットを考えます。
マイホームへの導入を迷っている方、今後どうなるか気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

オール電化とは?

家で使用するエネルギーをすべて電気にすることを「オール電化」といいます。
また、このシステムを取り入れた住宅を「オール電化住宅」と呼び、新築住宅の多くが採用しています。
例えば、キッチンのコンロはIHクッキングヒーター、給湯はエコキュート、暖房は蓄熱暖房機、といった機器を使用します。
いずれも火を使わず安全でクリーンな空気が保たれ、電気を効率的に使用できるのが特徴です。

オール電化のメリット

1.災害時の安全性が高い

オール電化は、災害時の火災の発生確率がガスに比べ格段に低くなります。
ガス漏れや不完全燃焼など窒息死につながる危険性もありません。
また、災害時にはガスよりも電気の復旧が早い傾向にあり、大きなメリットの一つといえるでしょう。
さらに、近年のエコキュートは300ℓ以上のお湯を常時備蓄する機能が。停電時でもお湯を使用しながら、飲料水としても利用できるのはとても安心ですね。

2.太陽光発電と相性抜群!

料金プランが大きく改定されている今現在、「電気代は昼高く、夜安い」という単価設定についても変更される可能性があります。
しかし、現状ではまだまだ常識となっているプランのため、昼間は太陽光発電でつくった電気を使用すれば、割高な電気を買わずに済みます。
また、エコキュートの機種によっては太陽光発電と連携してお湯を沸かすことができるため、創った電気を安く売らなくても、効率よく自宅で使用することができるようになりました。

オール電化のデメリット

1.初期投資に費用がかかる

オール電化導入で一番のデメリットといえば、導入費用がかかる点です。
設定電圧や導入機器にもよりますが、20~100万円程度の追加費用がかかります。
しかし、各自治体の補助金が受けられたり、金利優遇を受けられたりする可能性も。
また、近年では導入費用やメンテナンス費用がかからないリース契約を行う企業もあるので、新しい機器を使用しながら初期費用を抑えたいという方にはおすすめです。

2.電気代が高くなる

今までガスでまかなっていた分を電気に置き換えるので、当然ですが電気代は高くなります。
さらに、大幅に上がった電気代は今後も上昇する見込み。
また、太陽光発電でつくった電気を買い取ってくれる「固定価格買取制度」での売買価格も年々引き下げられており、電気を売るメリットは期待できなくなってきました。

オール電化導入するべき?

電気代が高騰しているとオール電化にも躊躇してしまいがちですが、導入するなら今後を見込んで太陽光発電とセットにするのがおすすめ。
電気を買うだけのオール電化では、初期費用に加えてランニングコストが家計に響く可能性が否めません。
「電気を創って、自分たちで使う」というスタイルが住宅エネルギーの理想的なかたちといえます。
例えば、普及が拡大しているZEH(ゼッチ)の家は、住宅で使うエネルギー消費を実質ゼロにすることが可能です。
不安の多いエネルギー問題にも柔軟に対応していけるでしょう。

まとめ

オール電化をどのように導入するかは、まず施工販売業者へ相談し、各家庭のコストバランスや将来設計を良く検討したうえで決定することをおすすめします。
ひら木は、オール電化、ZEHの家を多く扱い、豊富な経験と知識を持っています。
導入を検討される方は、お気軽にご相談ください!

ZEHビルダー

建築のひら木はZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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