後悔しないバリアフリー住宅、必須設備のポイントを解説!

「人生100年時代」といわれるようになった今、新築の家でもバリアフリーを検討する方がとても増えてきています。
しかしバリアフリー住宅にしたことで、むしろ使い勝手が悪くなったり、余分なコストがかかったり、見た目が悪くなってしまったり…という後悔につながる可能性も。
今回は、バリアフリー住宅で必要な設備のポイントを詳しく解説します!

バリアフリー住宅の3原則

年齢や性別、障がいの有無にかかわらず、あらゆる人が快適に暮らせる住宅をバリアフリー住宅といいます。
高齢者や障がい者はもちろん、介護する側とされる側もスムーズに生活が送れるような設計が必要です。
また、子どもや妊婦、一時的なケガで自由が利かない場合などにも住みやすい家であることが大切で、以下がバリアフリー住宅の3原則といえるでしょう。

  • 移動がしやすく安全であること
  • 誰でも操作がしやすいこと
  • 自立した生活をうながすこと

必須設備の6つのポイント

段差を解消する

玄関回りや居室間の敷居といった段差を解消することは、生活者の安全と自立を守ることにつながります。
車椅子や杖を使用する方にとっては必須の設備といえるでしょう。
具体的には、スロープやホームエレベーターが挙げられます。

手すりを効果的に設置

手すりは転倒を予防するために必要な設備です。
特に、上下運動のある箇所(玄関や階段、浴室、トイレなど)に設置すると効果的です。
滑りにくい素材を使用した手すりを選びましょう。

浴室をバリアフリー化

浴室は転倒事故やヒートショックなど、特にリスクの高い場所です。
バリアフリー化するには、手すり設置といった簡単な方法から、車椅子対応の仕様にするといった大掛かりな工事まで幅があり、コストも大きく変わります。
後からのリフォームでは面積的に施工が難しかったり、高額な工事費がかかったりすることもあります。
想定されるプランをもとに、新築のタイミングで必要な仕様を取り入れましょう。

床や壁は「滑らない・清潔」を意識する

床材は滑りにくいものを選びましょう。
スロープを含めた玄関回りや、水のかかりやすい浴室・トイレ周辺は特に滑りにくい素材であることが重要です。
また、床・壁に共通して清潔に保ちやすい素材を選択しましょう。
お掃除がしやすい空間は、介助する側・される側共に快適な生活につながります。

窓やドアは仕様に注意する

バリアフリー住宅では、ドアや窓への考慮が特に必要です。
ドアは車椅子が通りやすい幅、握りやすい形状のハンドルであることが重要。
さらに開き戸ではなく引き戸にすれば、扉が邪魔することなくスムーズな移動が可能になります。
ベランダなどの掃き出し窓では、敷居がフラットになる車椅子対応の製品が適しています。
また、近年の窓は断熱性が高く、開閉時に重量感があるものが増えましたが、できるだけ軽い操作感のものを選ぶと良いでしょう。メーカーショールームなどで実際に体感することができます。

温度もバリアフリーにする

家の中でも部屋の移動時に感じる寒暖差の体への影響は非常に大きく、体感的なストレスだけでなく、ヒートショックを引き起こす原因になります。
暖房器具の使用などで部屋の温度差を少なくする工夫が必要ですが、高気密高断熱住宅であれば、室温を一定に保ち、一年中快適な住まいを実現することができます。

まとめ

バリアフリー住宅は、ご家族それぞれで必要な設備が異なり、デザインとのバランスについてもあらゆるアイデアを必要とします。
ひら木では、お客様の目線に立ってご家族が本当に必要とされているバリアフリー住宅をご提案させていただきます。
この機会にぜひご相談ください。

ZEHビルダー

建築のひら木はZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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