【フラット35S(ZEH)】さらに金利引き下げ!基準、おトクな組み合わせも徹底解説

省エネ住宅を検討している方の多くが利用を検討する【フラット35】。
2022年10月より、さらに金利が下がる【フラット35S(ZEH)】がスタートしました。
ZEH水準の住宅を取得すれば、通常の【フラット35】より金利がさらに0.25%下がります。
このチャンスを見逃さず、詳しい基準、おトクな組み合わせを確認しましょう。

【フラット35S(ZEH)】とは?

国は脱炭素社会の実現に向けて、長期固定金利住宅ローンの【フラット35】制度から、さらにZEH(高断熱・高気密・高効率な住宅:ゼロエネルギーハウス)に特化したサービスを展開しました。
借入金利から当初5年間で年0.5%、6年目から10年目まで年0.25%引き下げられます。
利用者の多くが選択する【フラット35S】の優遇金利は10年間0.25%のため、より低金利での借り入れが可能になりました。

 

【フラット35S(ZEH)】適合のための基準

ZEHの基準に適合する住宅であること

【フラット35S(ZEH)】に適合するには、ZEH基準の住宅であることが大前提です。
ZEH基準は区分により異なり、断熱性能、それぞれの一次エネルギー消費量(年間で使うエネルギーを数値化したもの)の削減率、対象の地域によって設定されています。
戸建て住宅の場合は以下の通り。

区分 断熱等性能 一次エネルギー消費量 削減率 適応条件
再エネ以外 再エネ含む
高   ↑   省




ZEH 等級5相当 ▲20%以上 ▲100%以上
Nearly ZEH ▲75%以上100%未満 寒冷地

低日射地域

多雪地域

ZEH Oriented 再エネ必要なし 都市部狭小地

多雪地域

【フラット35S】の基準に適合する住宅であること

【フラット35S】の基準に適合するには、新築・中古共に「省エネルギー性」「耐震性」「バリアフリー性」「耐久性・可変性」の基準のうち、一つ以上を満たさなければなりません。
しかし、ZEHであれば必然的に「省エネルギー性」についてクリアできます。
その他には以下の基準が設けられています。
・満70歳未満
・日本国籍であること
・借入額 100万円以上8,000万円以下(年収400万円未満:30%以下、年収400万円以上:35%以下)
・申込者本人の所有であること
・住宅床面積 戸建:70㎡以上 マンション:30㎡以上
・借入期間が15年~35年

長期優良住宅の組み合わせで0.5%減が10年に

【フラット35S(ZEH)】と長期優良住宅を組み合わせることで、0.5%の金利優遇が5年間から10年間に延長します。
長期優良住宅に認定されるには、さらなる申請や初期投資が必要です。
しかし、長期的に快適な住環境を得られることはもちろん、税や保険料の優遇対象にもなり、認定を受けることでのメリットはたくさんあります。
認定項目については両方にかぶる部分も多く、非常に相性のいい組み合わせです。
ぜひ二つを併せて検討してみてくださいね。

まとめ

環境にも、健康にも、家計にもやさしい【フラット35】の新制度についてご紹介しました。
省エネを促進する国の制度は定期的な改正も多く、変わらずに続くものではありません。
家づくりを思い立ったタイミングで検討できる仕組みや制度があれば、活用できるかどうかを積極的に確認していきましょう。
ひら木は、ZEHプランナーの最高峰★★★★★★6つ星を獲得しています。
ZEH導入を検討される方は、お気軽にご相談ください。
快適な住まいを建てるお手伝いをさせていただきます。

ZEHビルダー

建築のひら木はZEHの普及に努めています!

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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