角地は本当に好条件?知っておくべきメリット・デメリットとは

家を建てる土地として人気の高い角地。
利点が多い一方で、意外に短所が多いのも事実です。
メリット・デメリットをきちんと知ることで、角地が本当にマイホームに適した土地なのかを知ることができます。
なんとなく魅力的、という理由で角地を選ぶのは非常に危険。
理解を深めて後悔のない土地選びをしましょう!

「角地」は2種類ある

角地とは、街区の角にあり、土地の2方向が道路に面した土地のことを指します。
正確には、交差点やT字路に接している土地を「角地」、L字の曲がり角に接した土地を「準角地」といいます。
角地と準角地では、視線や光・空気の抜け具合、車の出入りのしやすさなどが異なります。
角地としてのメリットを多く受けられるのは前者です。
街区形状や前面道路の幅を事前に確認しましょう。

角地のメリット

日当たり・通風がよい

都心部や住宅密集部では特に気になる日当たりですが、角地はそのような地域においても影響を受けにくい土地です。
隣家が2方向に限られるため、風通しがよく開放感がある心地良い住まいになるでしょう。

建ぺい率が緩和される

角地は周辺の一般的な土地に比べ、10%程度建ぺい率が緩和される場合が多くあります。
限られた土地面積の中で、少しでも広い家を建てたいと考える方にとっては大きなメリットでしょう。

不動産的価値が高い

将来的に土地を手放す可能性があったとしても、角地は売買に有利です。
価格も比較的高く設定することができ、人気が高いため早く買い手が見つかる可能性があります。

設計の自由度が高い

通常はある程度方向が決まってしまう玄関やベランダ、駐車場の位置など、角地では選択肢が広がります。
道路に面する部分が多くなるため、外観の見せ方や庭づくりの自由度も高く、より理想的な計画が可能になります。

角地のデメリット

土地代・外構費用が高くなる

角地は購入希望者が多く早く買い手がつくため、高い価格設定であるケースがほとんどです。
その差は大体1~2割程度。
さらに、土地の評価が高いために固定資産税や都市計画税も割高になります。
また、道路に面した部分が多い角地は、塀や垣根などを通常よりも多く設置する必要があります。
その分のコスト高も考慮が必要です。

プライバシー侵害の恐れ

見通しがよく開放的な角地ですが、それは外部からも同じ。
外構や窓の位置といった工夫だけでなく、ミラーカーテンを使用して不用意に開けないといった、暮らし方についての工夫も必要です。

事故の可能性

車通りのある角地では、車の衝突による破損や対人事故の可能性が高まります。
不測の事故だけでなく、車両すれ違いのための乗り入れ、見通しの悪い夜間での侵入など、危険性は多くあります。
近年はオープンな庭づくりが人気ですが、侵入抑止のためのブロックやポール、反射板の設置などは効果的な方法です。

高さ制限の影響を受ける

道路に面した建物は、建築基準法により「道路斜線制限」を受けます。
隣り合う道路や建物の採光や通風を守るための法規ですが、場合によっては上階部分が一部削られてしまう恐れも。
高さ制限を建築デザインに組み込む工夫のある設計が必要です。

まとめ

マイホームの土地として角地を選択するには、メリットとデメリットの両方を理解した上で検討していくことが大切です。
建築のひら木では、土地選びに関してもお客様のご要望に沿って全力でサポートいたします。
皆さまのマイホームに対する理想や思いをぜひお聞かせください。

ZEHビルダー

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ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の略。

ネットゼロエネルギー住宅とは、建物の断熱化+機器の高効率化により、使用エネルギーを削減し、さらに、太陽光発電などの創エネルギーを用いることで、エネルギー収支がゼロになる住宅のこと。

建築のひら木のZEH普及実績と今後の目標

2025年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH目標値は100%
2023年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2022年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は84%
2021年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%
2020年度 戸建住宅の総建築数に対するZEH実績値は100%

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