守るためにしっかり見る
現場の安全管理の場面で使われるハインリッヒの法則では、1件の重大事故の裏には29件の軽傷事故と300件の無償事故が隠れている、重大事故を防ぐためには日ごろからヒヤリ・ハットに注意を払うことが大切であると言われます。
事故とは異なりますが、床下トラブルも発症が確認された時点で既に、住環境や構造、また、お客様との間で大きな問題となりかねない状況になっている点に共通点があります。
床下は日常生活で目にすることができない空間です。
「何かが発生しているかもしれない」
という観点で先回り点検をして可視化し、ヒヤリ・ハットを察知することができるようにすることが重要、と置き換えて考えることができるのではないでしょうか。
弊社では、創業から15年の間に数々のお客様から床下にまつわるトラブルに関するご相談を多くうかがってきました。
その際、先に床下も見ておけばこうならなかったのに、という言葉を耳にすることがほとんどです。
建築のひら木の大切なお客様のお住まいを守るためにも、お客様ご自身を守るためにも、普段見えない床下が
「何かがあってから見る場所」
ではなく
「何かあってはいけないから先に見る場所」
としてお客様と連携をとりながら点検させていただいています。