2024年のシロアリ発生時期はかなり遅いスタートでした。
昨年に比べるとかなり遅い発生だったものの、平均的な発生時期である4月14日前後と比べると、昨年が特に早かったためであり、今年の発生は特別に遅いものではありません。
「雨上がりの気温高まる午前中」にシロアリの発生は集中するといわれています。
日本に最も多いヤマトシロアリのハネアリも、雨上がりの気温の高い日に発生し、直近の雨に刺激されたように発生の山が存在しています。
シロアリ保証の有無
ハネアリ発生物件のシロアリ保証状況は、9割近くが「保証なし」でした。
シロアリ防除工事をしていなければ必ずハネアリが発生すると言えるものでありませんが、シロアリ防除工事の重要性を改めて感じます。
弊社の保証は5年間です。
木造住宅と非木造住宅造りのハネアリ発生状況
日本の戸建住宅のうち9割以上が木造住宅です。
この結果は、木造住宅がシロアリ被害に遭いやすいことを示すものではなく、単純に木造の存在割合が高いことを反映しているに過ぎません。
逆に、日本の戸建住宅全体のうち、非木造住宅は、10%にも満たない中で、鉄骨造り・鉄筋コンクリート造りからのハネアリ発生が併せて20%以上も発見されているというのは、むしろ木造住宅以上に非常に高い発生率と言えます。
シロアリは構造を選んで侵入するわけではありません。
そこに食料となる木材があれば良いのです。
どんな構造でも下地や仕上げに木材を使用することが多いため、非木造であってもシロアリに対する警戒は怠ってはいけないということでしょう。
建築のひら木では、住宅に限らず、工場や倉庫、社屋、オフィスなども点検させていただきます。
シロアリ防除工事が必要であればお見積りさせていただきますので、ご相談お待ちしております。