住まいの夢をお聞かせください!
はじめまして。株式会社建築のひら木・代表の杉崎茂夫(すぎざきしげお)です。
私は、神奈川を中心に幅広く営業活動をしている建設会社を退職し、海老名市を拠点に工務店を始めました。
「なぜこの不景気な時期に、会社を辞めてまで工務店として独立したのか」を、少しご説明させてください。
心の通う家づくりを目指して――
私が働いていた建設会社は、ビル・共同住宅から県営住宅・コミュニティーセンターなどの公共工事まで幅広く手がける、海老名では老舗と言われる会社です。
私は縁あって、会社の代表作となるような物件を次々と手がけさせていただきました。
15億というビッグプロジェクトのリーダーを務めたこともありました。
物件の引渡しのとき、クライアント様には大いに満足していただけました。しかし、自分自身の満足感や達成感というものに、なぜだか物足りなさを感じていたのです……。
普段仕事をしているときも「一体なぜだろう……」と考えを巡らせていましたがよく分からず、いつも心の片すみにモヤモヤした気持ちがありました。
その後、私はビル関係の仕事だけではなく、木造やスチールハウスの仕事も手がけるようになりました。
たたき台のプランを作成し、お客様にお届けする。
プランをもとに希望を伺いながら、間取りの詳細を煮詰めていく。
家具の配置や動線を考えながら、間取りの完成度を高めていく。
じっくりと腰を据えて、打ち合わせを重ねていく。
予算と照らし合わせながら、仕様を決めていく。
そんな一つひとつのプロセスがとても楽しく、大きなやりがいを感じました。
そうです! 私はビル建築では得られないこの感覚が大好きなんです。
ビルに比べ住宅の仕事はお客様との距離が近く、希望や夢を共有できる。それが楽しくてしかたないんです。
「お客様のために全力を尽くしていい家をつくる」――それが自分に与えられた使命ではないだろうか?
いつしか、そう思うようになりました。
そして、「家づくりにじっくり取り組むためには独立しかない!」と考え、2009年6月、「株式会社建築のひら木」の設立に至ったというわけです。
代表取締役 杉崎 茂夫